積み重ねるってどうやるの?

トラリピの過去の利益を検証すると?

バックテスト結果を公開。

バックテストとは、過去の値動きで戦略の効果を検証すること。

ここでは「もし“500円を積み重ねる資産運用”を過去の値動きに仕掛けていたら、利益はどのくらい出ていたのか」という、トラリピのバックテスト結果を公開します。

トルコリラ/円・バックテスト結果

トルコリラ/円チャート

資金30万円での取引例

【設定の詳細】
通貨ペア: トルコリラ/円
注文金額: 0.1万通貨(=1,000通貨)
売買の別: 買い
レンジ:  40.00~50.00円
トラップ本数: 21本
利益金額: 500円

【バックテスト結果】
500円を積み重ねた回数: 50回
1 利益確定の合計金額: 25,270円
2 スワップの合計金額: 30,857円

・利益の総額(1+2): 56,127円
・利益の年率換算: 15.99%

期間中の最大評価損: -132,300円
東京15時ロスカット: 32.61円

資金60万円での取引例

【設定の詳細】
通貨ペア: トルコリラ/円
注文金額: 0.1万通貨(=1,000通貨)
売買の別: 買い
レンジ:  40.00~50.00円
トラップ本数: 41本
利益金額: 500円

【バックテスト結果】
500円を積み重ねた回数: 95回
1 利益確定の合計金額: 48,300円
2 スワップの合計金額: 60,247円

・利益の総額(1+2): 108,547円
・利益の年率換算: 15.46%

期間中の最大評価損: -258,300円
東京15時ロスカット: 32.26円

【トルコリラ/円・バックテスト結果へのコメント】

チャートからも見て取れるように、期間中は概ね下落トレンドの様相を呈したトルコリラ/円。2015年8月には史上はじめて40円台を割り込むなど、一般的には運用に不向きな展開だったと言えます。

しかし、そのように不向きな展開の中でも利益率は秀逸、資金に対して15%超という数字を記録しています。しかも特筆すべきは利益の半分以上をスワップで稼ぎ出していること。これは“500円を積み重ねる資産運用”と高金利通貨の相性の良さを証明する結果です。

リスク面では、期間中に史上最安値を更新したことで一時的に評価損が大きくふくらんだ場面もありましたが、当該バックテスト期間の最終日には42円台までレートが回復したこともあって、たとえば合計21本を仕掛けた例であれば評価損は57,280円まで減少しています。

そして、今後トルコリラ/円が最安値を更新しないかぎり、当該トラリピの最大評価損がこれ以上ふくらむことはありませんので、時間が経過するほど利益が積み重なり、資金が強化されてロスカットリスクがさらに遠ざかる効果も期待できるでしょう。

トルコリラ/円におけるトラリピ戦略は、まさにこれからが仕掛けどきなのかもしれません。

NZドル/円・バックテスト結果 その1

NZドル/円チャート

資金100万円での取引例

【設定の詳細】
通貨ペア: NZドル/円
注文金額: 0.1万通貨(=1,000通貨)
売買の別: 買い
レンジ:  65.00~85.00円
トラップ本数: 41本
利益金額: 500円

【バックテスト結果】
500円を積み重ねた回数: 430回
1 利益確定の合計金額: 216,420円
2 スワップの合計金額: 51,844円

・利益の総額(1+2): 268,264円
・利益の年率換算: 4.53%

期間中の最大評価損: -165,550円
東京15時ロスカット: 53.71円

資金200万円での取引例

【設定の詳細】
通貨ペア: NZドル/円
注文金額: 0.1万通貨(=1,000通貨)
売買の別: 買い
レンジ:  65.00~85.00円
トラップ本数: 81本
利益金額: 500円

【バックテスト結果】
500円を積み重ねた回数: 864回
1 利益確定の合計金額: 436,130円
2 スワップの合計金額: 102,662円

・利益の総額(1+2): 538,792円
・利益の年率換算: 4.55%

期間中の最大評価損: -323,030円
東京15時ロスカット: 53.41円

NZドル/円・バックテスト結果 その2

NZドル/円チャート

資金150万円での取引例

【設定の詳細】
通貨ペア: NZドル/円
注文金額: 0.1万通貨(=1,000通貨)
売買の別: 買い
レンジ:  55.00~85.00円
トラップ本数: 61本
利益金額: 500円

【バックテスト結果】
500円を積み重ねた回数: 769回
1 利益確定の合計金額: 386,150円
2 スワップの合計金額: 66,064円

・利益の総額(1+2): 452,214円
・利益の年率換算: 5.09%

期間中の最大評価損: -209,160円
東京15時ロスカット: 48.31円

資金300万円での取引例

【設定の詳細】
通貨ペア: NZドル/円
注文金額: 0.1万通貨(=1,000通貨)
売買の別: 買い
レンジ:  55.00~85.00円
トラップ本数: 121本
利益金額: 500円

【バックテスト結果】
500円を積み重ねた回数: 1,565回
1 利益確定の合計金額: 787,690円
2 スワップの合計金額: 132,590円

・利益の総額(1+2): 920,280円
・利益の年率換算: 5.18%

期間中の最大評価損: -425,790円
東京15時ロスカット: 48.10円

【NZドル/円・バックテスト結果へのコメント】

アベノミクス相場やNZ中銀による政策金利の引き上げなどを背景として、NZドル/円は2012年後半から2014年の年末ごろまで上昇トレンドの局面を迎えました。

その局面によって期間中の高低差が拡大したことで、30円幅のトラリピでも逸失リスクが発生、リピート回数、スワップ収益とも伸び悩み、利益の年率換算もやや低い水準にとどまっています。

とはいえ、NZドル/円自体は「(トルコリラ/円に次いで2番目に)証拠金が安い」という、トラリピを仕掛ける上での大きなメリットを持っています。
また、今回のバックテスト期間では結果的に高低差が拡大したものの、1年単位で見ればNZドル/円の高低差はむしろせまいほうで、当該バックテストのデータは一過性のものと見ても差し支えないでしょう。

歴史的には、少し高値圏にあるNZドル/円。「大きく下がったところを確認してからトラリピを仕掛ける」などの戦略が功を奏するかもしれません。

豪ドル/円・バックテスト結果

豪ドル/円チャート

資金120万円での取引例

【設定の詳細】
通貨ペア: 豪ドル/円
注文金額: 0.1万通貨(=1,000通貨)
売買の別: 買い
レンジ:  75.00~95.00円
トラップ本数:41本
利益金額: 500円

【バックテスト結果】
500円を積み重ねた回数: 977回
1 利益確定の合計金額: 492,600円
2 スワップの合計金額: 158,782円

・利益の総額(1+2): 651,382円
・利益の年率換算: 9.16%

期間中の最大評価損: -327,050円
東京15時ロスカット: 59.23円

資金240万円での取引例

【設定の詳細】
通貨ペア: 豪ドル/円
注文金額: 0.1万通貨(=1,000通貨)
売買の別: 買い
レンジ:  75.00~95.00円
トラップ本数:81本
利益金額: 500円

【バックテスト結果】
500円を積み重ねた回数: 1,973回
1 利益確定の合計金額: 993,620円
2 スワップの合計金額: 311,505円

・利益の総額(1+2): 1,305,125円
利益の年率換算: 9.18%

期間中の最大評価損: -643,550円
東京15時ロスカット: 58.87円

【豪ドル/円・バックテスト結果へのコメント】

豪ドル/円は、実に6年以上にわたり概ね“75~95円”という20円幅での推移を続けており、2015年11月現在もその範囲内での上下をくり返しています。
これはトラリピにとって、まさに理想的な値動きをしている通貨ペアと言えるでしょう。

さらに、第3章で解説した「総推移」のデータでも豪ドル円は高金利通貨の中でナンバーワン、馴染みの通貨でもあることから、トラリピを実践する上で多くの方に選ばれています。

懸念点として挙げられるのは、豪中銀による政策金利の引き下げ。ゆっくりとしたペースですが、以前に比べるとスワップ面での魅力が薄れつつあります。
そのため、塩漬けポジションをなるべく持たないために“あまり高値圏までは追いかけない”などのリスク管理を心掛けましょう。

次章はいよいよ最終章です。「500円以上の利益をねらうテクニック」と題しまして、M2Jだけでしか使うことのできない機能をご紹介します。