積み重ねるってどうやるの?

キーワードは「トラリピ」&高金利通貨

トラリピって何?

トラリピとは、トラップリピートイフダンの略称です。

「資産運用としてのFX」を実現するために、M2Jが開発したFXの発注管理機能(わかりやすく言うと注文方法)のことで、2007年12月に特許を取得しています。

まずは、そんなトラリピを使った“500円を積み重ねる資産運用”のイメージをご覧ください。

相場の値動きに対して「買ったあと、500円取れるところで売る」という注文を自動的にくり返すリピートイフダン(※後述)。それを1ヵ所(1本)ではなく、まるで罠(トラップ)のように広く並べて仕掛けることで、値動きの上下を手間なく捕らえて500円を積み重ねるというイメージです。

上記の動画の場合は6本のリピートイフダンを並べています。

さらに詳しいトラリピの説明はこちら

トラリピ誕生の経緯

ご存じのとおり、FXには外貨を買う(買い)注文と、外貨を売る(売り)注文の2種類があります。
その中で、売買の利便性を高めるためのイフダン(IF DONE)という注文方法があります。

英語のIF(もし)とDONE(成立)が示すように、イフダンとは「もし○○円で買えたら、そのあと△△円で売っておいて」という2つの注文を一度に出せる方法です。
これは一般的なFX会社であれば、どこでも利用することができます。

そんなイフダンに“リピート機能”を付けたもの。それがリピートイフダンです。
こちらはM2Jが開発したもので、2006年11月に特許を取得しています。

図:通常のイフダンとリピートイフダン

このリピート機能によって、お客様はレートチェックやイフダンの再発注といった手間を大幅に削減しながら、しかも24時間ご自身が設定した売買チャンスを逃さないという戦略が実現しました。

しかし、リピートイフダンにも弱点があります。
それは、仕掛ける場所がむずかしいという点です。

リピートイフダンは、仕掛けたところでレートが上下することで効果を発揮します。
しかし、たった1本のリピートイフダンで上下する範囲を当てるのはむずかしく、また1、2回は当たったとしてもすぐにレートが離れてしまうなどの問題点もあり、短期スタンスの運用はまだしも、中長期スタンスの運用には懸念が残る状態でした。

そこで、この弱点をカバーするために考えられたのが、まるで広く罠(トラップ)を仕掛けるようにリピートイフダンを何本も並べる「トラップリピートイフダン(トラリピ)」です。

トラリピが持つ2つの戦略的優位性

トラリピは、以下2つの戦略的優位性を持っています。

1. 相場を予想する手間を大幅に低減。

FXだけでなく、株や商品などでも相場がこれから「上がるか」「下がるか」を予想するのは本当に大変です。長期にわたり当て続けるのはプロでもむずかしいと言われています。

でもトラリピならば「しばらくはこのあたりで上下しそう」という範囲を予想して、その範囲内にリピートイフダンを何本か並べるだけ。
目先の「上がるか」「下がるか」を予想する必要はありません。

しばらく上下しそうな範囲を予想して、その中にリピートイフダンを何本か並べるだけ

そして予想した範囲内でレートの上下が続くかぎり、収益チャンスも続きますので、むしろ予想した範囲内では乱高下してくれたほうが収益も上がりやすいという大きなメリットを持っています。

仕掛けた範囲でレートの上下が続くかぎり、収益チャンスも続く。手間もかからない

プロのディーラーや一般の投資家が恐怖する乱高下の局面を、手間なく収益チャンスに変えられること。
トラリピが持つ大きな優位性と言えるでしょう。

2. 発注時、発注後も手間がかからない。

トラリピは、一度に最大99本のリピートイフダンを発注できます。

※発注方法につきましては、第6章「どうやって発注するの?」をご覧ください。

そして、発注後は「買い→売り→買い→売り…」と、人間の代わりにすべての発注をシステムが管理します(もちろん、いつでもキャンセル可能)。

これら2つの優位性によって、24時間レートを見張らずとも売買チャンスを逃すことがなく、

「仕事をしているうちに利益が取れた」
「寝ている間に利益が3回も取れていた」

というように、普段の暮らしをジャマすることなく500円を積み重ねるという、FXでの資産運用を実現することができるのです。

知っておきたいデータ「総推移」とは

1,000通貨の取引で、0.60円上がったら500円の利益。
ところで、FX市場はいったいどれくらいの値動きがあるのか、ご存知でしょうか。

以下のチャートをご覧ください。
トルコリラ/円で、2013年10月から2年間の値動きを示しています。

トルコリラ/円の高低差と総推移

期間内の高低差は、約15円
計算式: 高値53.98円-安値38.80円=15.18円

一方で、延べの値動きはどれくらいあったのかを計算すると、(2年間で)実に715.38円もの値動きがあったことがわかりました。

この715.38円のうち、0.60円の値幅をトラリピで何回取れるのか。
“500円を積み重ねる資産運用”がねらうのは、まさにこの延べの値動きです。
安値から高値へというピンポイントではなく、相場の値動きすべてにチャンスが隠されているのです。

私たちM2Jでは、このようなFX市場の延べの値動きを「総推移」と名付けて、各通貨ペアごとに算出、WEBサイト上(マイページ内)に掲載しています。

総推移データ

総推移のデータをご覧になって「想像以上に変動している」と思われる方も多いのではないでしょうか。

トラリピは、相場観ではなく、データで勝つもの。
主観や感情を排除して、クールにコツコツと利益を積み重ねるための戦略です。

トラリピと相性のいい「高金利通貨」

では、トラリピはどの通貨ペアではじめるのがいいのでしょうか。

“500円を積み重ねる資産運用”をはじめるにあたっては

トルコリラ/円、NZドル/円、豪ドル/円

これらのいずれか、もしくは組み合わせての運用をおすすめします。

・おすすめの理由 その1 「スワップでも500円を積み重ねられる」

トラリピはたくさんのリピートイフダンを並べる戦略。そのため、上のほうに仕掛けたリピートイフダンが値動きによっては放置される、いわゆる塩漬け状態となることもしばしばです。

塩漬けポジションがいずれスワップの累計で500円を生み出す

そんなときは、通貨の金利差による収益であるスワップが多くもらえる通貨ペアが有利です。
塩漬けポジションも日数を経過すると、いずれスワップの累計で500円を生み出します。

2015年11月現在、トルコリラ/円、NZドル/円、豪ドル/円は比較的スワップ面で有利な通貨ペアと言えるでしょう。
なお、南アフリカランド/円は1,000通貨をご利用いただけないため、おすすめの通貨ペアからは対象外としています。

・おすすめの理由 その2 「証拠金が安い」

M2JFXにおける1,000通貨の証拠金は、
(買ったレート+手数料分0.05円)×40 で算出されます。
つまり、レートが低い通貨ペアほど証拠金が安く済むということです。

以下の表をご覧ください。

証拠金必要額の一覧

証拠金が安いほど、はじめる資金を抑えることができます。

また資金が同じであれば、証拠金が安い通貨ペアほど仕掛ける本数を多くすることができます。
トラリピは一般的に、仕掛ける本数が多いほど収益面で有利になります。

・おすすめの理由 その3 「高低差が比較的せまい」

トラリピには、なるべくせまい範囲(高低差)で何度も上下するような値動きが理想です。

図:トラリピ向きの値動きとは

ユーロや英ポンドのように、総推移が多くても高低差が広いと、その範囲をカバーするにはそれなりの資金が必要となり、資金効率が悪化します(しかもユーロと英ポンドは証拠金も高い)。
とはいえ、米ドル円は高低差こそせまいのですが、総推移も少ないために、トラリピでの収益を見込みにくいという懸念が生じてしまいます。

そのため、高低差は少なめで、総推移がそこそこ多いという通貨ペアがトラリピ向きの通貨ペアと言えるでしょう。

総推移データ

トルコリラ/円、NZドル/円、豪ドル/円は「スワップも期待できて、証拠金も安く、高低差も比較的せまいながらも総推移がそこそこ見込める」ので、前述の条件に合致します。

では、トルコリラ/円、NZドル/円、豪ドル/円で“500円を積み重ねる資産運用”をはじめる場合、目安の資金はどれくらい必要なのか。
次章「資金はどれくらい?」で詳しく解説します。